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2023.02.28

Matterport Pro2とは?特徴や事例を販売代理店が解説

機能紹介

Matterport(マーターポート)は、アメリカのMatterport社が提供する
デジタルツインサービスで世界170カ国以上で導入が進んでいます。

Matterport Pro2は、Matterportシステムに対応した代表的な3Dカメラで、リアルで没入感のある映像を生成できます。

また2022年には、Matterport Pro3が発売されたため、使い分ける必要があります。

そのため本記事では、Matterport Pro2の概要やPro3との違い、特徴を解説します。
その後、カメラの使い方や事例についても解説するのでぜひ参考にしてみてください。

弊社は、日本に3社しかない正規販売代理店であるため、より専門的な情報をご提供いたします。

INDEX

Matterport Pro2とは?基礎知識をわかりやすく解説

Matterport Pro2(マーターポート プロツー)とは、
アメリカのMatterport社が提供するMatterportシステムに対応した3Dカメラです。

Pro2とMatterportアプリを接続し、アプリ側でスキャンボタンをタップすると、自動で空間を360度認識します。

Matterport Pro2でスキャンした実空間は、
そっくりそのままバーチャル上に仮想空間(=デジタルツイン)として生成されます。

生成されたスペースは、3Dウォークスルーの他、
点群データ等もエクスポートできるため、建設や住宅などさまざまな業界で導入が進んでいます。

2022年11月に新発売したPro3については後ほど解説します。

 

 

Matterportの仕組み

Matterportは、システムに対応した3Dカメラと専用アプリを使って空間を認識します。

操作が非常に簡単で、スキャンスピードが早いのが特徴です。

撮影したデータから、3Dモデルを生成するには、Matterport専用のクラウドが必要です。

Matterportクラウドに撮影データをアップロードすることで、
3Dモデルが自動生成される仕組みになっており、誰でも簡単に高品質なデジタルツインを作ることができます。

 

 

Matterportの販売代理店

Matterportの販売代理店は、日本全国に3社のみです。

弊社も正規の代理店であるため、カメラの利活用から購入後のアフターサポートまで安心してお任せください。

代理店について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

関連記事 : Matterportの販売代理店は国内に3社!購入フローや代理店の選び方も

 

 

Matterport Pro3との違いは?

Matterport Pro2とMatterport Pro3の大きな違いを一つだけ挙げるとすれば、
「屋外を撮影できるかどうか」です。

Matterport Pro2は、直射日光に弱く屋外撮影が不得意でした。

一方、Matterport Pro3はLiDARが搭載されたため、
直射日光にも強く、場所を選ばずに撮影できるようになりました。

Matterportの特徴

Matterportの特徴は次の5つです。

 

  • ウォークスルー|VR空間内を自由に回遊
  • ドールハウスビュー|空間を立体的に俯瞰
  • 平面ビュー|平面図で間取りを瞬間的に把握
  • 計測機能|道幅や家具などあらゆるものを計測
  • WEBベース|いつでもどこでもデジタルツインにアクセス

一つずつその魅力を解説していきます。

 

 

ウォークスルー | VR空間内を自由に回遊

Matterportの最大の魅力は、シームレスなウォークスルー機能で、空間を自由に回遊できることです。

撮影スペースの床に表示される白い丸(スイープ)をクリック/タップすると、その場所に移動できます。

動画や画像は、閲覧できる範囲が限定されています。

それに比べてMatterportのような3D映像は、ユーザーが能動的に閲覧したい場所を選べます。

そのため、ユーザーが欲しい情報を獲得しやすくなるメリットがあります。

 

 

ドールハウスビュー | 空間を立体的に俯瞰

ドールハウスビューとは、空間の立体模型を眺めるような視点です。

建物全体を俯瞰できるので、空間のイメージをつかみやすいのが特徴的です。

たとえばオンライン内見にMatterportの映像を利用する場合、どの位置にどの部屋があるのか瞬時に把握できます。

そのため、実際に自分が居住するイメージを膨らませやすく、購買につながる可能性が高まるのです。

 

 

平面ビュー | 平面図で間取りを瞬間的に把握

平面ビューでは、空間全体を平面マップで閲覧できます。

住宅では、間取りの把握に活用可能です。

また美術館や工場など広い施設では、見学ツアー時の案内マップとしても利用できるでしょう。

スペース上には、エリアの名前付け(ラベル)ができるので、活用目的にあわせて適切な名前を設定しましょう。

 

 

計測機能 | 道幅や家具などあらゆるものを計測

空間内にあるあらゆるものを計測できるのもMatterportの魅力です。

廊下や部屋の幅だけでなく、家具や家電など細かい設備の計測にも活用できます。

建設業界における現場調査では、建物や設備一つ一つの大きさをオンライン上で測れるので、
現地までの移動時間・コストを削減できます。

また引っ越しの際には、事前に置ける家具のサイズを把握できるので、入居と同時に家具のある部屋が完成するのです。

 

 

WEBベース | いつでもどこでもデジタルツインにアクセス

MatterportクラウドにアップロードしたスペースからはURLが発行されます。

そのURLをWebサイトやSNSに掲載するだけで、24時間365日、デジタルツインにアクセスできるようになります。

従来プロジェクトに関する資料は、複数の紙媒体で保存していたという方も多いのではないでしょうか。

これからは、Matterportスペース内に必要な資料やデータを保管しておくことで、

案件や物件に関するすべての情報を一元的にクラウド上で管理できるのです。

Matterport Pro2の使い方

Matterportを自社で導入される企業様の中には、
メンバー全員が3Dカメラをスムーズに使えるようになるか不安に思っている方も珍しくありません。

そこで、社員全員がMatterportを活用できるよう、
Matterport Pro2で撮影からデータを生成するまでの手順を解説します。

 

 

Matterport Pro2とMatterportアプリを接続

まずは、Matterport Pro2 3DカメラとMatterportアプリを接続します。

Matterportアプリは、事前に対応デバイス(iPad/iPhone/Android)にインストールしておく必要があります。

接続は、Wi-Fiを使って行います。

Matterportアプリは無料で入手できるので、まだ持っていないという方は今のうちにインストールを進めておきましょう。

 

    

 

空間を360度スキャン

Matterportアプリとの接続ができたら、いよいよ撮影をはじめます。

三脚に設置したカメラを水平に設定し、アプリのスキャンボタンをタップしましょう。

スキャン時間は、Pro2の場合1ポイントあたり約20秒です。

1ポイント終わったら、次に撮影したいポイントまでカメラを動かしスキャンを継続しましょう。(Pro2の場合は約2.5m置き)

撮影の際は、ポイントを一筆書きのようにつなげて進めることが重要です。

うまくスキャンできない際は、少し撮影ポイント間隔を狭めてみるのも良いでしょう。

 

 

Matterportクラウドにアップロード

すべての撮影ポイントをスキャンできたら、データを Matterport専用のクラウド にアップロードします。

アップロードが完了すると、自動で3Dモデルが生成され、バーチャル空間を自由に回遊できるようになります。

クラウドには複数のプランがあるため、自社の活用目的にあわせて契約しましょう。

クラウドの詳細は、下の記事でも解説しています。

Matterport Pro2の活用事例

Matterport Pro2を購入し、自社で使いこなしている企業事例を2つご紹介します。

  • 建設業界
  • 住宅業界

ぜひ参考にしながら、自社での活用イメージを膨らませてみてください。

 

 

建設業界 | 株式会社ATC

建築資材や建築設計施工サービスを提供しているATC。

Matterportを購入してから、施工の過程をオンライン上に記録・共有できるため、
業者間のやり取りが効率化したといいます。

さらに記録した作業工程は、マニュアルや社内共有用の資料としても活用しています。

Matterportのデータを一つ作成するだけで、
さまざまなシーンで利活用できるため費用対効果が高くなる傾向にあります。

建設業界の事例は下記の記事でも詳しく解説しています。 

関連記事 : 【建設業界向け】Matterportの活用方法や3つの導入メリットを解説

住宅業界 | Sweden House

大手ハウスメーカーで北欧デザインが特徴的な「Sweden House」では、
住宅業界の中でもMatterportを有効に活用できている企業の一つです。

Sweden Houseでは、ただ物件をMatterportで撮影しオンライン内見をしているだけではありません。

データ内に3Dキャラクターを設置し、世界で初めてキャラクターによる接客を実現したのです。

Matterportデータにさまざまなシステムを構築することで、さらに有効性を高められます。

データの活用方法についてもサポートさせていただきますので、
疑問点やご不安がある方はこちらからお気軽にご相談ください。

また住宅業界やその他の事例は、下記の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

Matterport Pro2の価格

Matterport Pro2は、オープン価格ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

カメラ以外にすぐに撮影を始められるスターターキットをご用意しています。

スターターキットには「三脚」「雲台」「キャリーケース」が含まれており、
73,700円でお求めいただけます。(撮影用デバイスはご自身でご用意ください)

Matterport Pro2の導入を検討されている企業様はぜひ弊社まで!

Matterport Pro2は使い方さえ覚えてしまえば、だれでも質の高いリアルな没入映像を生成できます。

そのため業界業種問わず導入が進んでおり、さまざまなビジネス課題の解決に貢献しています。

野原ホールディングスは、日本に3社しかない正規販売代理店です。

  • Matterport Pro2の購入を検討している
  • Matterport Pro2で自社の課題を解決したい
  • Matterport Pro2の活用についてアドバイスが欲しい

上記のお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。