Matterportのプランは 4種類!選び方や価格を解説(2023/5/10時点)

       

自社でMatterport撮影する場合、適切なサブスクリプションプランを契約する必要があります。
サブスクリプションプラン(以下:クラウドプラン)を契約すると、スペースを保管・編集・共有するためのクラウドを保有することになります。

しかしクラウドプランは7種類あり、どれが自社に最適なのかわからないという企業様も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、Matterportの4つのクラウドプランをピックアップし、できることや価格を比較しました。選び方やおすすめのプランも紹介しているので、ぜひ記事を参考に最適なプランを見つけてみてください。

※注意 本記事は2023/5/10時点での内容です。

Matterportの全クラウドプランを比較!

Matterportのクラウドプランを4種類ご紹介します。
詳しい選び方は後ほど解説しますので、まずはどんなプランがあるのか確認してみてください。

  無料プラン スタータープラン プロフェッショナル
プラン
ビジネスプラン
月額料金 無料 1,200円 8,300円 37,100円
Matterportカメラ撮影(Pro2・Pro3)
THETA撮影
Insta360撮影
iOS・Android撮影
Leica BLK360 G1撮影
アクティブスペース 1 5 25 125
ユーザー数 2 2 5 25
データ公開
(スマートフォンキャプチャのみ)
編集機能 △(ぼかし機能なし)
アドオン : BIMファイル利用
アドオン : MatterPak、E57利用

Matterportプランの選び方

Matterportプランを選ぶ際は、次の3つを意識しましょう。

  • 撮影機材
  • 撮影施設数
  • 共同作業、限定閲覧するユーザー数


一つずつ詳しく解説していきます。

撮影機材

Matterportに対応しているカメラは複数あります。

プランを選ぶ際は「撮影機材がMatterportシリーズか否か」をまずチェックしましょう。

Matterportシリーズ、つまりMatterport Pro2やPro3を利用する場合は、プロフェッショナルプラン以上を選ぶ必要があります。

一方、Matterportシリーズ以外の「THETA」「Insta360」など360度カメラで撮影するのであれば、無料プランもしくはスタータープランでも対応できます。

建設業界で多く利用されている「Leica BLK360 G1」を使用する場合も、プロフェッショナルプラン以上を選択しましょう。

撮影施設数

Matterportサービスで何施設を撮影し、スペースをいくつ生成したいかも重要な選定基準です。

プランごとに、3Dデータ(以下:スペース)を保管できる数の上限が設けられています。
アクティブスペースとは、編集・共有が出来る状態のスペースを指し、この数量の上限がプラン毎に異なります。
アクティブスペース数が上限に達した場合は、プランをアップグレードするか、アクティブスペースを削除、またはアーカイブ化することで容量を確保できます。

アーカイブスペースとは、編集・共有が出来ない状態のスペースを指し、アクティブスペースにはカウントされません。本記事執筆時点では、アーカイブスペース数に上限は儲けられていません。(2023年4月10日)

まずは、何スペースを制作しそうかイメージしてみましょう。

共同作業・限定閲覧するユーザー数

同じMatterportクラウドに複数名でアクセスしたい場合は、メンバー数を確認しておきましょう。

たとえば、編集作業を複数名で実行したい場合、ユーザーを招待し、編集権限を与えることができます。
また、スペースを限定公開設定にすると、招待され閲覧・編集権限を与えられたユーザーのみが閲覧できます。外部に漏らしたくない施設の共有などで活躍するでしょう。
権限はスペースやフォルダ毎に設定でき、セキュリティ面でも安心です。

プランに記載されている「ユーザー」の数が、編集作業や限定閲覧をする可能性があるメンバー数を満たしているか確認しましょう。

Matterportの 4つのクラウドプランと料金価格

Matterportの4つのクラウドプランは次の通りです。

  • 無料
  • スターター
  • プロフェッショナル
  • ビジネス


それぞれの詳しい機能や利用料金も解説するので是非参考にしてみてください。

無料

最安プランは「無料」で利用できます。

手軽に始められる点としては、非常に美点ですが、一方で撮影できる施設数と対応機種に制限があるため注意が必要です。

まず、保管・編集できるスペース(以下:アクティブスペース)は1つのみです。
そのため、お試しで撮影をしてみたい方にはおすすめできますが、複数施設を継続的に撮影する場合は無料プランでは物足りないでしょう。

また無料プランを利用できる撮影機材は「スマートフォン」「タブレット」「Insta360」「THETA」のみです。

Matterport Pro2やPro3のように、Matterportシリーズのカメラは対応していないため注意しましょう。

またデータは自身の管理画面内でしか閲覧できないため、WebサイトやSNSで外部公開できない点も事前に把握しておきましょう。

編集機能も使えますが、ぼかし機能が利用できません。

スターター

スタータープランは、月額1,200円で利用できます。

アクティブスペースは、5つまでです。
また、スタータープランも無料プランと同様、Matterportシリーズカメラには対応していません。

無料プランと大きく異なる点としては、スペースをクラウド外にも公開できることです。
編集機能もぼかしを含め、全てが利用可能です。

Googleストリートビューでの公開も可能です。

プロフェッショナル

プロフェッショナルプランは、Matterportシリーズカメラにも対応できます。

料金は、月額8,300円と上記2つのプランに比べると高額になります。
費用が上がる分、有料アドオンや自動顔ぼかし機能など利用できる機能も増加します。

アクティブスペースは25まで確保できるため、建築現場の工程を撮り溜めたい場合や、複数施設を管理したいという方にはおすすめのプランです。

ビジネス

ビジネスプランのアクティブスペースは、125個までとなっており、一気に上限数があがります。

また25ユーザーまで利用できるため、大規模チームでの共同作業も可能です。
対応機材や主要機能は、プロフェッショナルプランと大きくは変わらないため、大量のアクティブスペースを確保する必要がある方におすすめのプランといえます。

今回ご紹介したプラン以外にも、プロフェッショナルプラスプラン(50アクティブスペース/10ユーザー)、ビジネスプラスプラン(300アクティブスペース/60ユーザー)があり、利用状況に合ったプランを選択することができますので、ぜひお気軽にご相談ください。

またクラウドの公式サイトは下記からアクセスできます。
すべての機能を確認したい方は、ぜひチェックしてみてください。

Matterportのクラウドプランに関するよくある質問

Matterport SDKの料金は別途かかる?

Matterport SDKを利用する場合は、撮影・編集費用とは別に料金が発生します。

SDKは、Matterportの基本編集機能ではカスタムできないオリジナル機能を開発するシステムです。

「スタート画面の設置」「メニュー」「CG追加」「Google Analytics連携」などさまざまな機能を追加できます。

SDKに興味がある方は、ぜひ貴社のお悩みやご希望の機能などお気軽にご相談ください

Matterportの撮影は代行会社に頼むべき?

・基本的に自社でも可能
・ただし、大規模撮影や撮影件数が多い場合は、代行会社に頼むのも良い
・代行会社に撮影を依頼したとしても、スペースを生成・保管・共有するには、Matterportクラウドの利用が必須となる

弊社は、Matterport撮影代行のご相談にも乗れますので、自社か外注か迷っている場合はぜひお気軽にご相談ください

Matterportのクラウドプランは「撮影機材」「撮影施設数」にあわせて選ぶ !

Matterportのクラウドプランは、どのカメラで撮影するかと撮影する施設数で選びましょう。

Matterportシリーズカメラを使用する際は、必ずプロフェッショナルもしくはビジネスプランを選択するようにしましょう。
またそれぞれのプランごとに、含まれている機能も異なるため、必ず事前に確認することが大切です。

弊社は、日本に数社しかない正規代理店です。
Matterportのプランや活用方法について、ご不明点がある企業様はぜひお気軽にご相談ください。

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